2006年10月07日
セルロースの特性②
さて本日は、昨日ご紹介致しました
『セルロースファイバー』の、
調湿効果以外の特性について触れてみます!
当店の扱うセルロースの特性は大きく5つに分類できます。
①調湿性
②エコロジー商品
③防火(耐火)性
④防虫性
⑤防音性
●エコインクを使用した新聞のみ使用
当社(オーパス横浜都筑店)のセルロースファイバーの原材料は
エコインクを使用した古新聞のリサイクルです。
えっ、エコインク以外の新聞はダメなの?
というご質問にお答えしますと、
新聞紙の多くのインクは化学物質で使用しております。
当店では扱うセルロースの新聞は大豆(ソイインク)またはトウモロコシの植物油を
インクに使用しているので安心です。
多くの“セルロースファイバー”は硫酸アンモニアを含んでいますが、
これは壁内の劣化や、配線の腐食(漏電)の原因になるのです。
硫酸アンモニアではなく、ホウ酸(ごきぶりだんごなどに使うでんぷん質のもの)
を当店では使用しています。
お客様にこれだけ優れた性能を持っているのに、
「なぜ日本で普及しなかったのですか? 」とよく質問を受けます。
まず他の断熱材は安価である事と施工が簡単な事など、
断熱性能とは別の視点で普及していった事が挙げられます。
セルロースは専用の機械と専門の技術者によって施工が必要な為、
また価格が高くなる事を理由に採用されなかったのではないでしょうか。
何より住宅建築業に携わるハウスメーカーや工務店の勉強不足、
また『見えない場所』という、固定観念があげられます。
●米国政府機関の基準クラス1認証の優れた火炎安全性
万一の火災には延焼を抑えるたくましい防壁です。
一般的なグラスウールは火災では熔けて、
炎や煙の通路を作ってしまいます。
セルロースファイバーにはホウ酸ホウシャが混ざっています。
ホウ酸は物に吸着すると一瞬にして相手から水分(正しくはマイナスイオン)
を奪う性質があり、乾いた相手(この場合は新聞紙)はすぐ燃えます。
表面だけ燃えると、今度はホウ酸がまた水を相手に戻す性質があるため、
それ以上燃え広がらないのです。(類焼、延焼防止)
国土交通大臣:準不燃材料の認定を取得しております。
(建築基準法施行令第1条第5号:認定番号:QM-9845)
火を近づけてみても外側は黒炭化しますが、中側は全く燃えません。
セルローズファイバーは柱間に注入するので、ある程度の厚みを持ちます。
つまりセルローズファイバーが注入された壁は全く火を通さないということです。

木造建築物の重要文化財である「住吉大社」や「金毘羅宮」などにはこのホウ酸水が
噴霧器でかけてあり万が一の火災の被害の防止策として用いられています。
もし火災にあっても木材の表面が0.5㎜軽く炭化するだけで中まで燃えないからです
セルロースはアメリカのCPSC※、ASTM※などの延焼性試験やくすぶり試験に合格。
併せて、その防火性能が長期に維持されることが多くの機関で確認されています。
※CPSC:Consumer Product Safety Commission
※ASTM:American Society for Testing and Materials
●防虫・防カビにも万全。健康的な住まい環境を作ります
防火用に添加されるホウ酸系の薬品の持つ殺菌力は、
眼科の洗顔に使われるほど安全ですが、
(「タンスにゴ○」「ムシ○ーダ」のような化学剤で害虫を寄せつけない訳ではありません。)
ゴキブリ用のホウ酸団子のように、
カビや腐朽菌、ダニ、虫類やねずみを防ぎ、建物と健康を守ります。
一般的にはホウ酸の含有率5%前後のものが多いですが、
当店ではホウ酸含有率は23%、含有量が多いと殺菌消毒力が高いです
お客様より「ホウ酸、安全ですか?」とご質問を受けます。
ホウ酸は海水や土壌など自然界に広く分布し、環境にもやさしい為、
目薬、うがい薬・化粧水・消毒などにも用いられ、家具の防虫にも広く使用されています
(安全性に厳しいドイツやアメリカの安全基準をクリアしています)。
難燃性を持たせる為のホウ酸ですが、
ゴキブリやその他害虫などが嫌がる効果もあるとご説明しております。
●木質系の優れた吸音性が住宅にあきらかな静寂を!
セルロース繊維自身の多孔性とグラスウールの3~4倍の高密度充填のおかげで、
交通騒音から話し声まで幅広い騒音を吸収し、
はっきり差が分かるほどの静かな家を作ります。
低周波の域や固体伝播音を小さくすることは困難ですが、
高周波の域や空気伝播音においては、
優れた吸音性によって音を和らげることができます。
ピアノやカラオケの音などは十分吸音してくれます。
現にアメリカでは空港周辺の住宅の防音材としても認可されています。
つまりセルロースファイバーは
「断熱性」「調湿性」「防燃性」「吸音性」「防虫性」を兼ね備え、
建物全体を補完し、長持ちさせる役目を持つ地球の環境にも優しい最高の断熱材となります。
当店では新築では標準仕様、
リフォームでも内断熱工事としてご好評いただいております。
【その他の取得認定】
・エコマーク商品認定を取得(2005.4.13)
・グリーンマーク表示を承認取得(2003.8.25)
・ホルムアルデヒド発散性能を取得
・試験結果:熱抵抗値2.7(㎡・K/W)
最後に3大断熱材を徹底比較してみます。

『セルロースファイバー』の、
調湿効果以外の特性について触れてみます!
当店の扱うセルロースの特性は大きく5つに分類できます。
①調湿性
②エコロジー商品
③防火(耐火)性
④防虫性
⑤防音性
●エコインクを使用した新聞のみ使用
当社(オーパス横浜都筑店)のセルロースファイバーの原材料は
エコインクを使用した古新聞のリサイクルです。
えっ、エコインク以外の新聞はダメなの?
というご質問にお答えしますと、
新聞紙の多くのインクは化学物質で使用しております。
当店では扱うセルロースの新聞は大豆(ソイインク)またはトウモロコシの植物油を
インクに使用しているので安心です。
多くの“セルロースファイバー”は硫酸アンモニアを含んでいますが、
これは壁内の劣化や、配線の腐食(漏電)の原因になるのです。
硫酸アンモニアではなく、ホウ酸(ごきぶりだんごなどに使うでんぷん質のもの)
を当店では使用しています。
お客様にこれだけ優れた性能を持っているのに、
「なぜ日本で普及しなかったのですか? 」とよく質問を受けます。
まず他の断熱材は安価である事と施工が簡単な事など、
断熱性能とは別の視点で普及していった事が挙げられます。
セルロースは専用の機械と専門の技術者によって施工が必要な為、
また価格が高くなる事を理由に採用されなかったのではないでしょうか。
何より住宅建築業に携わるハウスメーカーや工務店の勉強不足、
また『見えない場所』という、固定観念があげられます。
●米国政府機関の基準クラス1認証の優れた火炎安全性
万一の火災には延焼を抑えるたくましい防壁です。
一般的なグラスウールは火災では熔けて、
炎や煙の通路を作ってしまいます。
セルロースファイバーにはホウ酸ホウシャが混ざっています。
ホウ酸は物に吸着すると一瞬にして相手から水分(正しくはマイナスイオン)
を奪う性質があり、乾いた相手(この場合は新聞紙)はすぐ燃えます。
表面だけ燃えると、今度はホウ酸がまた水を相手に戻す性質があるため、
それ以上燃え広がらないのです。(類焼、延焼防止)
国土交通大臣:準不燃材料の認定を取得しております。
(建築基準法施行令第1条第5号:認定番号:QM-9845)
火を近づけてみても外側は黒炭化しますが、中側は全く燃えません。
セルローズファイバーは柱間に注入するので、ある程度の厚みを持ちます。
つまりセルローズファイバーが注入された壁は全く火を通さないということです。

木造建築物の重要文化財である「住吉大社」や「金毘羅宮」などにはこのホウ酸水が
噴霧器でかけてあり万が一の火災の被害の防止策として用いられています。
もし火災にあっても木材の表面が0.5㎜軽く炭化するだけで中まで燃えないからです
セルロースはアメリカのCPSC※、ASTM※などの延焼性試験やくすぶり試験に合格。
併せて、その防火性能が長期に維持されることが多くの機関で確認されています。
※CPSC:Consumer Product Safety Commission
※ASTM:American Society for Testing and Materials
●防虫・防カビにも万全。健康的な住まい環境を作ります
防火用に添加されるホウ酸系の薬品の持つ殺菌力は、
眼科の洗顔に使われるほど安全ですが、
(「タンスにゴ○」「ムシ○ーダ」のような化学剤で害虫を寄せつけない訳ではありません。)
ゴキブリ用のホウ酸団子のように、
カビや腐朽菌、ダニ、虫類やねずみを防ぎ、建物と健康を守ります。
一般的にはホウ酸の含有率5%前後のものが多いですが、
当店ではホウ酸含有率は23%、含有量が多いと殺菌消毒力が高いです
お客様より「ホウ酸、安全ですか?」とご質問を受けます。
ホウ酸は海水や土壌など自然界に広く分布し、環境にもやさしい為、
目薬、うがい薬・化粧水・消毒などにも用いられ、家具の防虫にも広く使用されています
(安全性に厳しいドイツやアメリカの安全基準をクリアしています)。
難燃性を持たせる為のホウ酸ですが、
ゴキブリやその他害虫などが嫌がる効果もあるとご説明しております。
●木質系の優れた吸音性が住宅にあきらかな静寂を!
セルロース繊維自身の多孔性とグラスウールの3~4倍の高密度充填のおかげで、
交通騒音から話し声まで幅広い騒音を吸収し、
はっきり差が分かるほどの静かな家を作ります。
低周波の域や固体伝播音を小さくすることは困難ですが、
高周波の域や空気伝播音においては、
優れた吸音性によって音を和らげることができます。
ピアノやカラオケの音などは十分吸音してくれます。
現にアメリカでは空港周辺の住宅の防音材としても認可されています。
つまりセルロースファイバーは
「断熱性」「調湿性」「防燃性」「吸音性」「防虫性」を兼ね備え、
建物全体を補完し、長持ちさせる役目を持つ地球の環境にも優しい最高の断熱材となります。
当店では新築では標準仕様、
リフォームでも内断熱工事としてご好評いただいております。
【その他の取得認定】
・エコマーク商品認定を取得(2005.4.13)
・グリーンマーク表示を承認取得(2003.8.25)
・ホルムアルデヒド発散性能を取得
・試験結果:熱抵抗値2.7(㎡・K/W)
最後に3大断熱材を徹底比較してみます。

Posted by miwa at 12:50│Comments(0)
│セルロースファイバー