2006年10月06日
魔法の断熱材『セルロースファイバー』
●地球環境を考えた断熱材「セルロースファイバー」●
さて本日は昨日の予告どおり結露を防ぐ断熱材の紹介。
それは、、、
最近よく目にする断熱材“セルロースファイバー”。
60年前にアメリカで開発された新聞紙を原料にしたリサイクル製品です。
セルロースファイバーは欧米諸国が発祥の地で、
米国の断熱材種別シェアを調べてみると最も多く使用されています。
当店でも以前から注目していましたが、コストや材質の面から足踏みしていました。
しかし独自の仕入れルートを開拓、コストダウンに成功し、
現在では標準仕様で採用しております。
欧米諸国における断熱材普及率
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

さて、ではここからは『セルロースファイバー』
の特性について少し。
●断熱と気密を高めます
まずは何度も言っている断熱性能について。
セルロースファイバーの原料は100%が古紙のリサイクルで、
地球に優しい断熱材です。
さらに、製造過程でも、多量の燃料で鉱物を溶かしてつくられる
グラスファイバーなどと比べ、はるかに少ない製造エネルギーしか使いません。

また、セルロース断熱材には、
繊維同志のからまり合いで生じる気胞に加え、
木繊維特有の無数の微細な空気胞があり、
この二重の断熱効果で優れた性能を発揮します。
さらに、壁の間に吹き込む充てん工法で、
柱間に完全に隙間なく、高い充填密度で吹き付けるため、
空気の流通が止められ、断熱性のみならず気密性も高まります。
以下施工中の物件です。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



お客様よりセルロースファイバーが沈下する事はないのですか?
とご質問を受けます。
55kg/の高圧で充填していますので、沈下の心配はございません。
壁内のセルロースファイバーは、過酷な加振動試験において
沈降は認められませんでした。
●過剰な湿気を吸い取り建物の湿気や腐りを防ぎます
気泡は住宅内の過剰な湿気や臭気を吸着します。
同じ柱間充填断熱材でも、グラスウールやロックウールは
その調湿効果がありません。
「乾かない素材だから」だからです。
グラスウールなどは、暖房室内の水分が壁に侵入し
外壁で冷やされて水滴になり、住宅の腐りの原因になるため、
防湿シートの施工が欠かせません。
しかし、セルロース断熱の家ではルロースが
空気が乾燥するとその水分を放出しますのでその必要がありません。
例えば、秋田で冬、湿度80%に加湿しても、
壁に結露は生じなかったという実験もあります。
●その他の性能
その他セルロースには優れた性能がございます!
明日以降はそれらに少し触れてみます。
さて本日は昨日の予告どおり結露を防ぐ断熱材の紹介。
それは、、、
最近よく目にする断熱材“セルロースファイバー”。
60年前にアメリカで開発された新聞紙を原料にしたリサイクル製品です。
セルロースファイバーは欧米諸国が発祥の地で、
米国の断熱材種別シェアを調べてみると最も多く使用されています。
当店でも以前から注目していましたが、コストや材質の面から足踏みしていました。
しかし独自の仕入れルートを開拓、コストダウンに成功し、
現在では標準仕様で採用しております。
欧米諸国における断熱材普及率
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

さて、ではここからは『セルロースファイバー』
の特性について少し。
●断熱と気密を高めます
まずは何度も言っている断熱性能について。
セルロースファイバーの原料は100%が古紙のリサイクルで、
地球に優しい断熱材です。
さらに、製造過程でも、多量の燃料で鉱物を溶かしてつくられる
グラスファイバーなどと比べ、はるかに少ない製造エネルギーしか使いません。

また、セルロース断熱材には、
繊維同志のからまり合いで生じる気胞に加え、
木繊維特有の無数の微細な空気胞があり、
この二重の断熱効果で優れた性能を発揮します。
さらに、壁の間に吹き込む充てん工法で、
柱間に完全に隙間なく、高い充填密度で吹き付けるため、
空気の流通が止められ、断熱性のみならず気密性も高まります。
以下施工中の物件です。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



お客様よりセルロースファイバーが沈下する事はないのですか?
とご質問を受けます。
55kg/の高圧で充填していますので、沈下の心配はございません。
壁内のセルロースファイバーは、過酷な加振動試験において
沈降は認められませんでした。
●過剰な湿気を吸い取り建物の湿気や腐りを防ぎます
気泡は住宅内の過剰な湿気や臭気を吸着します。
同じ柱間充填断熱材でも、グラスウールやロックウールは
その調湿効果がありません。
「乾かない素材だから」だからです。
グラスウールなどは、暖房室内の水分が壁に侵入し
外壁で冷やされて水滴になり、住宅の腐りの原因になるため、
防湿シートの施工が欠かせません。
しかし、セルロース断熱の家ではルロースが
空気が乾燥するとその水分を放出しますのでその必要がありません。
例えば、秋田で冬、湿度80%に加湿しても、
壁に結露は生じなかったという実験もあります。
●その他の性能
その他セルロースには優れた性能がございます!
明日以降はそれらに少し触れてみます。
Posted by miwa at 09:04│Comments(2)
│セルロースファイバー
この記事へのコメント
こんばんわ!
おもしろ~い!
なんだか家の解剖みたいでためになる&わくわくします。
こんなふうに説明受けたらわかりやすいです。
よく、手抜き工事とか騒がれていますが、
いいものを使っても工事の段階できちんとされていないことが
あると聞きますが、
そのへんはきちんと指導などされていらっしゃるのでしょう?
気泡は住宅内の過剰な湿気や臭気を吸着します>
ということですが、実際吸着したものはどのようになるのでしょう。
臭気が溜まって、その行き先は?
素人のお恥ずかしい質問ですみません^^;
おもしろ~い!
なんだか家の解剖みたいでためになる&わくわくします。
こんなふうに説明受けたらわかりやすいです。
よく、手抜き工事とか騒がれていますが、
いいものを使っても工事の段階できちんとされていないことが
あると聞きますが、
そのへんはきちんと指導などされていらっしゃるのでしょう?
気泡は住宅内の過剰な湿気や臭気を吸着します>
ということですが、実際吸着したものはどのようになるのでしょう。
臭気が溜まって、その行き先は?
素人のお恥ずかしい質問ですみません^^;
Posted by Stacie at 2006年10月06日 23:27
Stacie様>
ご返信遅くなり申し訳ございませんでした(^^)
気泡は住宅内の過剰な湿気や臭気を吸着します>
ということですが、実際吸着したものはどのようになるのでしょう。
臭気が溜まって、その行き先は?>
ということですが、臭気に関しては
正直勉強不足で、そこまでのメカニズムは存じておりません。
大変申し訳ございません。
しかし同じ木質系の調湿効果及び臭気吸着効果のある、
『竹炭』(最近冷蔵庫や靴箱に入れるのが流行のやつです。)
は、臭気を吸着後、気泡内にいるバクテリアが分解をしてくれます。
また湿気に関しては
『分解』という言葉は不適切となり、
『調整』が適切な言葉となります。
過剰な湿気があるときは
『吸着』し、
湿気が少ないときは
『発散』します。
床下などによく
『調湿材』を敷くことがあると思いますが、
この調湿材も同じく床下の湿気を調整してくれます。
何だか長い返答になり申し訳ございません。
もっともっと勉強して、
またご報告いたします!
ちなみに
職人さんへの施工指導は徹底していますよ!
今度このセルロースの吹き込み工事の現場見学会を
行いますので、一度ご覧にお越し下さい!
すいませんでした。
ご返信遅くなり申し訳ございませんでした(^^)
気泡は住宅内の過剰な湿気や臭気を吸着します>
ということですが、実際吸着したものはどのようになるのでしょう。
臭気が溜まって、その行き先は?>
ということですが、臭気に関しては
正直勉強不足で、そこまでのメカニズムは存じておりません。
大変申し訳ございません。
しかし同じ木質系の調湿効果及び臭気吸着効果のある、
『竹炭』(最近冷蔵庫や靴箱に入れるのが流行のやつです。)
は、臭気を吸着後、気泡内にいるバクテリアが分解をしてくれます。
また湿気に関しては
『分解』という言葉は不適切となり、
『調整』が適切な言葉となります。
過剰な湿気があるときは
『吸着』し、
湿気が少ないときは
『発散』します。
床下などによく
『調湿材』を敷くことがあると思いますが、
この調湿材も同じく床下の湿気を調整してくれます。
何だか長い返答になり申し訳ございません。
もっともっと勉強して、
またご報告いたします!
ちなみに
職人さんへの施工指導は徹底していますよ!
今度このセルロースの吹き込み工事の現場見学会を
行いますので、一度ご覧にお越し下さい!
すいませんでした。
Posted by 美和 at 2006年10月08日 08:58