2006年11月03日
珪藻土(シックハウス対策)
本日はシックハウス対策最終版。
『珪藻土』と『漆喰』についてご説明致します。

●珪藻土
珪藻土とは、内外装に使用される壁材のことです。
吸湿・放出性に優れ、結露やかびの予防に効果を発揮、消臭効果もあります。
珪藻土とは、植物プランクトンの遺骸が永年にわたって堆積してできた土で、
小さな粒子の中に無数の孔質(空気層)を抱えているため、
上記で述べたように調湿性・断熱性・遮音性・脱臭性なに優れています。
ホルムアルデヒドなどのVOCを吸着し、シックハウス症候群を抑えたり、
湿度によるダニ・カビの発生で起こるアレルギーやアトピーを防ぐ効果があるとされています。
さらに自然素材の為、解体時に自然に還せるという利点もあります。
現在壁材として注目を集めている商品ですが、
通常の壁材(クロスなど)と比べると価格が若干高めになります。
また粒子が荒い為、上記の利点(吸収性)がある為
施工によってはヒビ割れなどの問題が発生することもあります。
●漆喰
漆喰とは、消石灰を主原料としています。
これに
①フノリ・ツノマタなど膠着(こうちゃく)剤
②ひび割れを防ぐため麻などの繊維質
を加えて、水で練り上げた塗り壁の材料です。
【特徴】
1.防火性が高い(財産土蔵に使われていました)
2.調湿性が高い(カビがつきにくく、押入れの壁によく使われます)
3.遮音性が高い
4.遮光性が高い
漆喰は日本古来より使用されてきた自然素材で、
気候が季節ごとに変化する日本にあった建材といわれています。
ただし、
乾燥後の収縮率が高いためひびが入りやすいのが欠点です。
『珪藻土』と『漆喰』についてご説明致します。

●珪藻土
珪藻土とは、内外装に使用される壁材のことです。
吸湿・放出性に優れ、結露やかびの予防に効果を発揮、消臭効果もあります。
珪藻土とは、植物プランクトンの遺骸が永年にわたって堆積してできた土で、
小さな粒子の中に無数の孔質(空気層)を抱えているため、
上記で述べたように調湿性・断熱性・遮音性・脱臭性なに優れています。
ホルムアルデヒドなどのVOCを吸着し、シックハウス症候群を抑えたり、
湿度によるダニ・カビの発生で起こるアレルギーやアトピーを防ぐ効果があるとされています。
さらに自然素材の為、解体時に自然に還せるという利点もあります。
現在壁材として注目を集めている商品ですが、
通常の壁材(クロスなど)と比べると価格が若干高めになります。
また粒子が荒い為、上記の利点(吸収性)がある為
施工によってはヒビ割れなどの問題が発生することもあります。
●漆喰
漆喰とは、消石灰を主原料としています。
これに
①フノリ・ツノマタなど膠着(こうちゃく)剤
②ひび割れを防ぐため麻などの繊維質
を加えて、水で練り上げた塗り壁の材料です。
【特徴】
1.防火性が高い(財産土蔵に使われていました)
2.調湿性が高い(カビがつきにくく、押入れの壁によく使われます)
3.遮音性が高い
4.遮光性が高い
漆喰は日本古来より使用されてきた自然素材で、
気候が季節ごとに変化する日本にあった建材といわれています。
ただし、
乾燥後の収縮率が高いためひびが入りやすいのが欠点です。
2006年11月02日
F☆☆☆☆
昨日のシックハウス症候群に関連し、
本日は建材などのホルムアルデヒド放出発散量の区分を示す
F☆☆☆☆(エフ・フォースターと読みます)について簡単に。

住宅を選ぶ際に重要だと述べました『シックハウス対策』ですが、
使用建材の評価である程度の回避は可能となります。
F☆☆☆☆(エフ・フォースター)
F☆☆☆☆とは、フローリングなどをはじめとする建材の
ホルムアルデヒド放出発散量の区分を示す基準のことです。
日本農林規格(JAS)や日本工業規格(JIS)が定めたもので、
F☆からF☆☆☆☆まで4段階あり、最も厳しいF☆☆☆☆で、
放出量の平均値が0.3mg/l以下、最大値が0.4mg/l以下となります。
平成15年に国土交通省が行ったシックハウス対策を強化するため、
建築基準法の改正にともない、現在の表記で統一されました。
それまでは
農林水産省=日本農林規格(JAS)=FCo
経済産業省=日本工業規格(JIS)=E0
と安全性の比較が非常に困難でした。
これらをホルムアルデヒド放散量基準と規制の方法について検討を進め、
現在のF☆☆☆☆~F☆に変更しました。
部屋の面積によって
どの評価の部材を使わなければならない、
というのはありますが、現在はF☆☆☆☆を使用するのが主流となっています。
本日は建材などのホルムアルデヒド放出発散量の区分を示す
F☆☆☆☆(エフ・フォースターと読みます)について簡単に。

住宅を選ぶ際に重要だと述べました『シックハウス対策』ですが、
使用建材の評価である程度の回避は可能となります。
F☆☆☆☆(エフ・フォースター)
F☆☆☆☆とは、フローリングなどをはじめとする建材の
ホルムアルデヒド放出発散量の区分を示す基準のことです。
日本農林規格(JAS)や日本工業規格(JIS)が定めたもので、
F☆からF☆☆☆☆まで4段階あり、最も厳しいF☆☆☆☆で、
放出量の平均値が0.3mg/l以下、最大値が0.4mg/l以下となります。
平成15年に国土交通省が行ったシックハウス対策を強化するため、
建築基準法の改正にともない、現在の表記で統一されました。
それまでは
農林水産省=日本農林規格(JAS)=FCo
経済産業省=日本工業規格(JIS)=E0
と安全性の比較が非常に困難でした。
これらをホルムアルデヒド放散量基準と規制の方法について検討を進め、
現在のF☆☆☆☆~F☆に変更しました。
部屋の面積によって
どの評価の部材を使わなければならない、
というのはありますが、現在はF☆☆☆☆を使用するのが主流となっています。
2006年11月01日
シックハウス症候群
本日は近年言われ続けています
『シックハウス症候群』について簡単にご説明します。

●シックハウス症候群
『シックハウス症候群』とは、
住宅を新築やリフォームする際に使用する、建材や家具などの材料から放出する
揮発性化学物質(ホルムアルデヒドなど)が人体に触れたり、吸引されることにより、
めまいや吐き気、目やのどの傷みなどの健康障害を引き起こす症状のことをいいます。
さらに近年になって注目されたのは、化学物質を含んだ建材の普及とともに、
建築物の気密性が高まり、結果的に室内の濃度が高くなったという背景もあります。
対策としては、
①室内の換気の徹底。
②使用建材を必ず確認。(理想は全て自然素材を使用する)
以前述べさせて頂いたとおり、
住宅の長寿の秘訣は『断熱効果』が不可欠になります。
その為高気密・高断熱の住宅が普及してきた訳ですが、
その結果シックハウスにかかってしまっては何も意味がありません。
ですので、まずは部屋内の換気を徹底。
24時間換気システムの導入なども効果的な方法のひとつといわれています。
そしてもう一つ忘れてはならないのは、
『使用建材・塗料』の確認。
できることならば、全ての建材を
『化学物の含まない健康素材』にすることが対策の一つです。
シックハウスは特に抵抗力の弱いお子様の
アレルギーや病気の原因になりますので、
しっかりと業者様の見極めが必要不可欠となります。
『シックハウス症候群』について簡単にご説明します。

●シックハウス症候群
『シックハウス症候群』とは、
住宅を新築やリフォームする際に使用する、建材や家具などの材料から放出する
揮発性化学物質(ホルムアルデヒドなど)が人体に触れたり、吸引されることにより、
めまいや吐き気、目やのどの傷みなどの健康障害を引き起こす症状のことをいいます。
さらに近年になって注目されたのは、化学物質を含んだ建材の普及とともに、
建築物の気密性が高まり、結果的に室内の濃度が高くなったという背景もあります。
対策としては、
①室内の換気の徹底。
②使用建材を必ず確認。(理想は全て自然素材を使用する)
以前述べさせて頂いたとおり、
住宅の長寿の秘訣は『断熱効果』が不可欠になります。
その為高気密・高断熱の住宅が普及してきた訳ですが、
その結果シックハウスにかかってしまっては何も意味がありません。
ですので、まずは部屋内の換気を徹底。
24時間換気システムの導入なども効果的な方法のひとつといわれています。
そしてもう一つ忘れてはならないのは、
『使用建材・塗料』の確認。
できることならば、全ての建材を
『化学物の含まない健康素材』にすることが対策の一つです。
シックハウスは特に抵抗力の弱いお子様の
アレルギーや病気の原因になりますので、
しっかりと業者様の見極めが必要不可欠となります。