2006年10月15日

外壁材の種類と特徴(塗り壁・モルタル編)

塗り壁・モルタルの特徴
先日も述べた通り、最近は塗り壁が人気になっています。


セメントと砂・混和材を混ぜ、水を加えて練ったモルタルを下地に
樹脂系の素材や漆喰、珪藻土を塗装とする方法のことです。

仕上げには、樹脂系の素材を吹き付けたり、
コテやローラーなどで模様を施したものがよく見られます。

仕上げの方法によってさまざまな表情が生まれるのが大きな魅力です。
最近は健康住宅への関心の高まりから、
漆喰や珪藻土といった自然素材の塗り壁も増えています。


■漆喰  
消石灰を結合材とする塗壁・モルタルのことで、
吸放湿性能が優れています。また、カビや細菌も発生しにくい素材です。


■珪藻土  
植物性プランクトンの遺骸が蓄積されてできた土です。
調湿・保湿性があり、耐火・断熱性能に優れています。
有害物質の吸着・脱臭も期待でき、土に還る素材です。


[メンテナンスのポイント]
年月が経つと地震などによる亀裂が出てくることもあります。
サイディングが流行った理由はこの亀裂を避ける為でもありました。

原因は塗り壁材の下地にあたる部分です。
最近ではこの下地部分が改良され、割れにくくなってきました。

しかし業者によって扱う素材がまちまちなので、
割れるようでしたら
7~8年程度で、再塗装や修繕の検討をお勧めします。


タイルの特徴
タイルの種類も多種多様です。



粘土を主原料に各種の鉱物を混ぜて板状に成形し、焼成した素材。
外壁だけではなく、床や内装にも用いられるおなじみの素材です。

焼き方や吸水率の違いなどで、磁器質、せっ器質、陶器質に分けられます。
その中でも、水分を吸収しにくい磁器質やせっ器質は、耐候性、耐久性、耐火性にも富みます。

汚れがつきにくく、メンテナンスが基本的に不要なのが魅力でしょう。
ただし、導入時のコスト的には他の素材に比べて高くなりがちです。

以前は湿式工法が主流でしたが、
最近ではボードの凸部にタイルを引っ掛ける乾式工法が普及しています。

施工が容易で、剥離や落下の心配がないのが特徴です。
価格はやや高めです。タイルを全面に張る以外に、
塗り壁と組み合わせアクセント的に用いるデザインもも増えています。


[メンテナンスのポイント]
色落ちや劣化の心配はほとんどないので、基本的にはメンテナンス不要です。


レンガ・ブリックの特徴
レンガやブリックで仕上た外観は、
欧米の邸宅を思わせる仕上がりになり、輸入住宅などを中心に用いられています。

軽量化したり、形状を工夫するなどで施工性を高めた商品も出てきました。
古レンガ風などバリエーションも広がり、デザインの幅も広がっています。


セラミック外壁の特徴
釉薬の特性を生かし、焼き物同様のガラス質を表面としたものです。
親水性のあるセラミックによって、汚れは雨水で流れ、耐熱・耐水・耐火性に優れる素材です。

色あせや劣化の心配もなく、メンテナンスはほとんど不要です。
導入時コストは高額ですが、長期的には割安になることもあります。


ALCの特徴
ALCはAutoclaved Lightweight Concreteの略。

石灰質材料とけい酸質材料を微粉末にして水と混ぜ、
ガス発生剤を添加して気泡をつくり、固まった後に高温高圧で養成して硬化させたものです。
気泡などの空隙部分が全容積の80%を占め比重0.5と軽量なのが特徴です。

さて明日は当店が採用している
『塗り壁材』
についてご説明します!  

2006年10月14日

外壁材の種類と特徴(サイディング編)

昨日の正解から…。

タイトルからも解るように一般的に一番掛かる費用は
『外壁のメンテナンス』だと言われています。
(使われている素材や種類によっても違いますが…)

そこで今回からは、その外壁材について
「種類と特徴」を簡単に述べていきます。


外壁材は、紫外線や風雨、雪、暑さ寒さ、騒音などから
住宅と生活を守ってくれる大切なものです。

つまり耐久性、耐水性、遮音性、断熱性などの
性能のチェックは欠かせません。(ここでも断熱が!)
外壁からの雨漏れで躯体(建物本体)が腐ってしまうケースもあります。

また、もちろんデザイン性やコスト、施工性も大切です。
外壁は住宅の顔の部分にもなりますので、綺麗が一番ですよね!

ある程度の基礎知識を理解したら、
自分の好きな素材や柄、色合いなどを見つけるようにして下さい。

くれぐれも
小さな見本サンプルやカタログだけで選ばないように
あとでイメージが違う!?ってコトにならないよう、
できるだけ大きなもので確認することをお勧め致します。


サイディングや塗り壁がポピュラー
現在、一戸建てで選ばれている外壁材は、
サイディングや塗り壁、またモルタルやタイルなどが一般的です。

一時はサイディングの利用が増えていましたが、
最近は健康配慮・環境問題などの影響や、その風合いの魅力から
塗り壁が再び注目されています。


色味は、ベージュ系、ブラウン系、グレー系と全体的に明るく、
落ち着きのあり、あまり派手ではない色合いが人気です。


サイディングの特徴
ボード状の外壁材で窯業系と金属系、木質系があります。
工場生産のため、品質が均一で比較的低価格なのが魅力です。

下地の合板に釘で打ちつけていくだけと施工性が高く、
表面の表情が多様なのも大きな特徴です。

タイル風、石積み風、板張り風と多様で、
厚さは12mmから20mmを超えるものまでありますが、
売れ筋は、15mm~18mmの商品です。
基本的にはこの厚さによって価格が変動します。


■窯業系サイディング
セメントなどを原料とした繊維質の木片や無機物などを混ぜ、
強化してプレス成形などで板状としたものです。

色もデザインもさまざまで、レンガタイル風、割り石風など多くの商品があります。
価格帯も幅があります。

最近は塗装の上に光触媒塗装(酸化チタン)などを施すメーカー独自の
工夫もみられるようになりました。
(※光触媒効果とは、光で汚れを分解し、雨水で洗い流すこと。
長期間再塗装の必要がないが、導入コストは割高)


■金属系サイディング
成形したスチールの板などを表面材とし、断熱材を裏打ちしたものです。
軽量で施工性も良く商品バリエーションも豊富になっています。

断熱材を包んで金属の持つ熱しやすく冷めやすい特徴を克服した商品もあります。
モダンなデザイン、ビビッドな色合いの商品も最近は出回っています。


■木質系サイディング
天然木、合板、木片セメントなどを塗装したものです。
断熱性能など優れた機能を持っています。
消防法の関係で都市部には使用できないなど制限があります。
(横浜市内は利用は要確認)

[メンテナンスのポイント]
窯業系や金属系は亀裂などの心配はほとんどありません。
しかし、色あせや汚れが目立つようになると再塗装が必要です。
塗装の際は、継ぎ目のシーリングの状態も要チェックです!

サイディングの再塗装の目安は10年です。
必ず専門家と相談の上、塗装工事を行って下さい。

また最近の商品は長期間保証が出るものもあります。
ただし、導入時の費用とランニングコストを比較検討することが重要です。

明日は、塗り壁やタイルの特徴をみていきます。  

Posted by miwa at 09:38Comments(0)TrackBack(0)外壁材の種類